遺品整理と不用品回収の違いとは?わかりやすく解説
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遺品整理と不用品回収の違いとは?わかりやすく解説
2024/06/15遺品整理
亡くなった方が所有していた品のうち、現金預金や不動産といった財産を除く日用品などの品を遺品といいます。貴重品はもちろん、衣類や写真なども含まれます。
こうした故人の所有物を整理するサービスとして遺品整理や不用品回収があり、それぞれ遺品を整理することに違いはありません。
では、具体的にはどういった違いがあるのでしょうか。この記事では、わかりやすく解説いたします。
1. 遺品整理と不用品回収の違いは?
2つの違いは、形見分けなどの対応ができるか、という点です。
遺品の中には稀に遺族が想定していない価値ある品が含まれていることがあります。遺品整理の場合には基本的にはすぐに廃棄することはなく、まずは遺族へ確認し、不用になったもののみを買取もしくは廃棄します。遺族の気持ちや故人の想いに出来る限りの配慮をして整理を行う形となるのです。
一方で、不用品回収の場合は、遺品の整理は自分でしなくてはなりません。
不用品回収業者が屋内で遺品の整理をすることはありません。遺品の価値に関係なくすべての遺品を業者が家の前まで来て買取もしくは処分します。本当は廃棄してはいけないものがあったとしても、不用品回収の場合は気づくことができないこともあります。
2. 遺品整理と不用品回収での処分方法の違い
基本的には、処分する際に遺品の重要性を確認するか否かの違いがあります。
遺品整理
細かな雑貨や手紙などすべての故人の私物を整理し、適した対応を行います。
例えば、写真や手紙などの思い入れが強い物、思い出の品に関しては、遺族に引き渡します。
確認した結果処分することになったものは買取や無償回収、処分を行います。形見分けをするもの、そうでないものを確認して整理をする必要があります。
遺品は故人が生前のこした遺言書やエンディングノートがある場合には、その内容に従って対応します。
不用品回収
事前に整理仕分けられたものから買取ができるものは適正価格で引取を、買取できないものの別の活用方法があると判断されるものは無償回収を、買取や無償回収ができないものは回収して必要な処分を行います。
買取できるものがあった場合には買取価格と回収費用を相殺します。
もちろん、回収しないという希望があったものは残しておくことも可能です。
3. 遺品整理業者と不用品回収業者の違い
どちらも一般家庭から品物の回収を行うための一般廃棄物処理業の許可を得ている必要があり、不用品回収を行っている業者が遺品整理業を行っていることもあります。
しかし、不用品回収は字のごとく家の前まで不用品を回収するのが基本であり、遺品を整理するなら専門の業者に依頼することがおすすめです。
遺品は故人や遺族の想いが詰まった品物であるため、遺品整理の場合には処分するのかそうではないのかをきちんと分けて対応することが必要です。高い対応力が求められるため、できれば遺品整理を得意としている業者に依頼するのが良いでしょう。
業者の中には遺品整理士という資格を取得しているところもあります。しかし民間の資格であるため、遺品に関する正しい知識も不十分であり、適切な扱い方を知っており取扱件数の多い専門業者の方が安心して任せることができます。
4. 不用品回収と比較した場合の遺品整理のメリット
遺品整理業者特有のサービス内容が充実している
不用品の回収が主だった目的である不用品回収と比べ、遺品整理は単に整理・回収するだけではありません。整理に関連する様々なサービスも請け負っています 。
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- 遺品の中から貴重品を探し出す
- 遺品を供養または焚き上げする
- 整理後の部屋の軽い清掃も対応する
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これ以外にもオプションなどとしてハウスクリーニングや部屋の消臭作業、消毒作業などを行っているような業者もあります。部屋の状態などによっても対応すべき内容が異なるため、状況に応じて柔軟に対応してもらうことが可能です。
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