写真や人形は処分前に供養すべき?処分方法を紹介します

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写真や人形は処分前に供養すべき?処分方法を紹介します

2024/08/07遺品整理

私たちは、なぜ写真や人形を処分しづらいと感じてしまうのでしょうか?

「想い出深いものを捨ててしまうと、縁起が悪いように感じる」
「人形には魂が宿っていると言われていて、捨ててしまうと呪われてしまう」

など、昔から人形やぬいぐるみなど生き物の形をしたものには魂が宿ると言われてきました。

そして、魂が宿っているものを手放すときは供養しなければならないという考え方が浸透していることが、処分しづらい原因の1つと言えます。

魂が宿っていると言わるものを手放す際に、神社やお寺などで供養される事に越したことはありませんが、必ず供養しないといけない訳ではありません。実は、過去の物を手放すと運気が上がると言われています。

そこで本記事では、後ろめたくならないような写真や人形の処分方法を紹介します。

1. 写真の処分方法

まず、写真を処分する方法は3つあります。

① 燃えるゴミとして処分
② 業者にお願いする
③ お寺や神社でお焚き上げをする

それぞれの方法を見ていきましょう。

① 燃えるゴミとして処分

まず、写真は一般の燃えるゴミとして処分することが可能です。

いつものゴミ袋(市町村指定袋等)に入れて捨ててしまって大丈夫です。

[ 費用目安:0円~ ]

② 業者にお願いする

次に業者への依頼ですが、紙のリサイクルをしている業者が溶解(ようかい)という処理をしています。これを個人へのサービス展開をしている会社が存在します。

溶解処理は簡単にいうと、大型のミキサーのような釜の中で紙を水と混ぜ刃で粉砕ながら液状化します。

この処理方法は焼却とは違い、二酸化炭素(CO2)を排出しません。処理後の紙はリサイクル可能なので地球にやさしい処理方法のひとつです。

現代問題とも言われている脱炭素化に、少しでも取り組めるこのような方法もひとつの手ではないでしょうか。

ただし、注意点があり写真自体の素材は紙ですが、インクが特殊のため溶解処理ができません。家庭用プリンターでの出力したものであれば受入れは可能です。

ご自身がお住まいの地域にある業者や、全国展開で郵送での対応もしているところもあるので調べてみてください。

[ 費用目安:1,000円~ ]

③ お寺や神社でお焚き上げをする

3つ目はいわゆる「お焚き上げ」です。

やはり①のようにそのまま捨ててしまうには忍びない・・・とお思いの方もいると思います。

お寺や神社が行うお焚き上げは、祈祷や読経でそのお品を「浄化」し、その後にそのお品を焼却し「浄火」する、2つの行いのことをいいます。

お近くのお寺や神社がお焚き上げをしていれば、持参しお焚き上げをおこなってもらうか、郵送対応をしてくれるところを利用してみてはいかがでしょうか。

[ 費用目安:5,000円~10,000円 ]

2. 人形の処分方法

 

続いて、人形の処分方法を4つご紹介します。

① 燃えるゴミ・粗大ゴミとして処分
② 買取りをしてもらう
③ お寺や神社で人形供養を行う
④ 不用品回収/遺品整理会社に依頼する

それぞれ分かりやすく解説します。

① 燃えるゴミ・粗大ゴミとして処分

人形やぬいぐるみの大きさ個数にもよりますが、一般の燃えるゴミとして出すことが可能です。

東京都を例に挙げると、30センチ以上のものは粗大ゴミ扱いになります。

市町村によって規定が異なる場合があるので、市のホームページや市発行の冊子などで確認するか、直接問い合わせをしてみてください。

[ 費用目安:300円~500円/個 ]

② 買取をしてもらう

高価な人形やぬいぐるみであれば1点、1点に価値がつくこともあると思います。

アンティークドールや人気キャラクターのぬいぐるみ、フィギュアなどを専門的に取り扱っている買取り会社は数多く存在しているので、処分ではなく買取りという手段もひとつではないでしょうか。

[ 費用目安:0円 ]

③ お寺や神社で人形供養を行う

写真のお焚き上げと方法は同様ですが、人形、ぬいぐるみの場合は人形、ぬいぐるみのみを供養し焼却までをおこなう 「人形供養」をされるお寺や神社もあります。

また葬儀社でも人形供養を定期的におこなっているホールもあり、読経とお焼香を行うところもあります。

[ 費用目安:500円~10,000円 料金体系による ] 

④ 不用品回収 / 遺品整理会社に依頼する

依頼される会社のサービス内容によって、処分になるか、処分ではない方法になるか異なりますが、大きくは次の2つの方法になります。

1つは回収後、状態に限らず燃えるゴミとして処分を行う方法です。

もう1つは状態が良いお品であれば、お値段をつけて買取するのではなく引き取りをして、次の方に使ってもらうという「リユース」という方法です。また今は「アップサイクル」、再使用を行っている会社も中にはあります。

もちろん、こういった会社の多くはお寺や神社とお付き合いがあり、依頼者のご要望があれば「供養」の手配もしているので、処分される、されないに関わらず、読経を行う供養をしてからの対応も可能です。

費用については、こういった会社の多くは人形1点につき○○円といった料金提示ではないところがほとんどになるので、事前に確認しましょう。

3. 処分前にできることはある?

写真や人形の処分をお寺や神社にお願いするまでもないものの、何だか手放しにくいな・・という時は、ご自身で行える供養方法もあります。

① ご自身で出来る供養

<準備するもの>

・塩
・白い布や和紙(紙)

写真や人形に塩を振りかけてから白い布でくるむ、または白い布などでくるみます。

くるむ際、一緒にひとつまみの塩を入れてしまっても大丈夫です。

これでお清めになり、一般の可燃ゴミと捨ててしまう場合でも、透明なゴミ袋から写真が見られなくなるので、個人情報の観点からもよいかと思います。

② 写真デジタル化

写真のデジタル化サービスも数多くあります。

写真をいつでも見返すことができますし、そのお品自体は手放すことも可能です。

仮にサービスを利用しない場合でも、写真自体を自分の携帯電話のカメラ機能などで撮影するのも手ではないでしょうか。

③ 一般ゴミで出す際の注意点

写真に限り、風景以外にご自身やご家族の皆様などが写っている写真には、色々な情報が映り込んでいる場合があります。

できれば、一般ゴミでそのまま処分する時には、①のように包んでから捨てるか、ひと手間かかりますが・・水をはったバケツや桶に塩素系の漂白剤を混ぜて、写真のインクを抜いてから捨てる方が安心です。

4. 自分が納得できる選択をしよう

遺品整理のご依頼をいただいた実際の作業の中でも、たくさんのアルバムや大きな箱の中に写真を置いておられるお宅がこれまで数多くありました。

写真や人形をそのまま捨ててしまうには思い出もあり、踏みとどまってしまう・・、気がかりですんなりとは捨てにくい・・、と感じることもあるかと思います。

そんなお気持ちを少しでも和らげられる方法を今回はお伝えいたしました。ぜひ参考にしていただき、ご自身で納得のいく選択をしていただければと思います。

その他にも「これはどうしたら良いだろう?」など、細かなものでもかまいません。お困りごとがありましたら是非、お気軽にリリーフまでお問合せください。

 

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