空き家を手放したい時の対処方法を分かりやすく解説

空き家を手放したい時の対処方法を分かりやすく解説

2024/09/04ゴミ屋敷・モノ屋敷

空き家を手放したいものの、どうしたら良いのか分からない・・と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

空き家はそのまま放置していると管理費用や固定資産税といった負担がかかるため、早めの対応が賢明といえるでしょう。

そこで本記事では、空き家を上手に手放すための方法について解説します。

1. 空き家を放置するリスク

空き家を放置していると、所有者にとって思わぬ問題を引き起こす可能性があります。

まずは、考えられるリスクについて詳しく見ていきましょう。

近隣トラブルが生じる

空き家が放置されると、さまざまな近隣トラブルを引き起こす可能性があります。

例えば、空き家が廃墟化することで倒壊のリスクが高まり、近隣住民に危険を及ぼすことがあります。

また、空き家は犯罪や火災の温床になりやすく、庭の草木が伸び放題になると害虫が発生し、近隣住民に迷惑をかけることもあります。

管理の手間がかかる

空き家を放置すると、管理の手間がかかるリスクがあります。

空き家には定期的な清掃やメンテナンスが必要で、屋根や外壁の修理、庭の手入れなどが求められるでしょう。また、防犯対策も重要で、特に施錠の確認が必要です。

これらの作業は時間と労力を要するので、特に遠方に住んでいる場合には負担が大きくなるかもしれません。

資産価値が下がっていく

空き家は管理が行き届かないと、劣化が急速に進行します。

例えば、換気不足により湿気が溜まり、カビの発生や木材の腐食が進むことがあります。また、雨漏りや給排水管の劣化も進行しやすく、これらが放置されると大規模な修復が必要になるでしょう。

このような劣化が進むと、空き家の資産価値が下がり、売却価格も大きく下落する可能性があります。

自治体から「特定空き家」に指定される

さらに、空き家が自治体から「特定空き家」に指定されるリスクもあります。

これは、防災や衛生、景観に問題があると判断された場合で、改善命令が出されることがあります。命令に従わないと、自治体が強制的に改善し、その費用を請求されることもあります。

特定空き家に指定されると固定資産税が増加するリスクもあるため、早期の対策が求められます。

2. 空き家を手放す5つの方法

空き家を手放す方法にはいくつかの選択肢があります。それぞれの方法について解説します。

第三者に譲渡する

空き家を第三者に譲渡する方法は、個人間での売買や譲渡契約を通じて行われます。

親族や知人に譲渡する場合、信頼関係があるため手続きがスムーズに進むことが多いです。

ただし、譲渡の際には、法的な手続きや税金の問題に注意が必要です。譲渡契約が成立した後は、所有権が移転するため、管理や維持の責任も新しい所有者に移ります。

相続放棄する

相続放棄は、相続人が被相続人の財産を相続しないことを選択する手続きです。

相続放棄をすることで、空き家を含む不動産の所有権や管理責任を放棄することができます。ただし、相続放棄を行うには、家庭裁判所に申し立てを行い、法定の期限内に手続きを完了する必要があります。

また、相続放棄をすると、他の相続財産も含めて一切の相続権を失うため、慎重な判断が求められるでしょう。

自治体や法人に寄付する

空き家を自治体や法人に寄付する方法もあります。

自治体に寄付する場合、地域の公共の利益に貢献することができるため、地域活性化につながることがあります。ですが、自治体が受け入れる条件が厳しい場合があり、事前に相談や確認が必要です。

法人への寄付も可能で、特に非営利団体や公益法人に寄付することで、社会貢献につながることがあります。寄付の際には、法的な手続きや税務上の取り扱いについても確認しましょう。

空き家バンクを活用する

自治体が運営する「空き家バンク」を利用する方法もあります。

空き家バンクは、空き家を売りたい人と購入希望者をマッチングするサービスで、地域によっては補助金制度がある場合もあります。

売却を検討する

売却を検討する場合は、まず不動産会社に査定を依頼し、適正な価格設定を行うことが基本です。

しかし、空き家がなかなか売れない場合には、価格の見直しやプロモーションの強化が必要になるかもしれません。

また、必要箇所をリフォームして物件の価値を高められれば、買い手にとって魅力的な物件となり、売却がスムーズに進む可能性が高まるでしょう。

3. 空き家の解体費用は？

もし空き家を処分するとなった場合は、解体費用がかかることも忘れてはなりません。

木造住宅の場合、1坪あたり約3万～6.5万円が相場です。30坪の住宅であれば、90万～200万円程度の費用がかかります。

その他にも、塀や駐車場などの解体が必要な場合は、追加費用がかかります。

これらの費用を抑えるために、必ず複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。

4. 放置されていた空き家は整理しよう

今回お伝えした通り、空き家を手放すための方法は一つではありません。そこから最適な方法を選ぶためには、不動産市場の動向や法律、税制など、専門的な知識が必要となることもあります。

そこで、具体的な進め方にお悩みの方や、より詳しいアドバイスをご希望の方には、ぜひ当社の無料相談サービスをご利用いただくことをおすすめいたします。

経験豊富なスタッフが、お客様の個別の状況を丁寧に伺い、最適な解決策を見つけ出すお手伝いをさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。大切な資産を有効活用するための方法を一緒に考えていきましょう。

 

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