遺品整理のトラブル事例と対策｜悪質業者を見抜く7つのチェックリスト

遺品整理のトラブル事例と対策｜悪質業者を見抜く7つのチェックリスト

2025/11/29遺品整理

大切な故人を偲び、その想いが詰まった遺品を整理する。それはご遺族にとって、非常にデリケートで神聖な時間です。しかし、そのご遺族の想いにつけ込む「悪質な遺品整理業者」によるトラブルが、国民生活センターや自治体にも多数報告され、深刻な社会問題となっています。

「見積もりと全く違う高額な料金を請求された」
「価値があるはずの遺品を勝手に持ち去られた」
「回収してもらった遺品が、近所の山に不法投棄されていた」

これらは、決して他人事ではありません。業者選びを一つ間違えるだけで、故人様との最後のお別れが、後悔と怒りに満ちたものになってしまう危険性があるのです。

本記事では、実際に多発している遺品整理のトラブル事例と悪質業者の手口を具体的に解説します。そして、皆様が悲しい思いをしないよう、信頼できる優良業者を見抜くための「7つのチェックリスト」を、遺品整理の専門家の視点から詳しくご提供します。

これは他人事ではない！遺品整理で実際に多発する悪質トラブル5選

まずは、どのようなトラブルが実際に起きているのかを知ることが、悪質業者から身を守る第一歩です。特に報告の多い5つのケースをご紹介します。

トラブル1：【高額請求】見積もりと全く違う法外な料金を請求される

最も多いのが、この金銭トラブルです。「基本料金0円」「トラック詰め放題〇万円」といった安い広告を見て依頼したところ、作業がすべて終わった後になって「処分費が別途かかった」「想定より量が多かった」「特殊な作業費が必要」などと理由をつけ、見積もりの数倍、時には数十万円の追加料金を請求されます。

ひどい業者になると、見積書ではなく「概算書です」と言い逃れをしたり、威圧的な態度で支払いを強要したりするケースもあるようです。

トラブル2：【不法投棄】回収された遺品が山中に捨てられていた

悪質業者は、正規の廃棄物処分費用を惜しむため、回収した遺品(廃棄物)を山中や人目につかない私有地に不法投棄することがあります。

トラブル3：【不当な買取・盗難】貴重品や金品を無断で持ち去られる

ご遺族が把握しきれていない遺品の中から、現金や貴金属、価値のある骨董品、ブランド品などを、依頼者に黙って盗み出す(横領する)手口です。

また、「これは価値がないですね」と二束三文で買い叩き、後で高値で転売する不当な買取も横行しています。遺品整理と心の整理で混乱しているご遺族の弱みにつけ込む、許しがたい行為です。

トラブル4：【雑な作業】遺品を「ゴミ」として乱暴に扱われる

故人様が大切にされていた思い出の品々を、まるで「ゴミ」のように扱う業者もいます。

ご遺族への確認や仕分けもせず、供養すべきものも、残しておくべき写真も、すべて一緒にゴミ袋に詰め込んでいく。作業中に床や壁、他の家財を傷つけても謝罪も補償もしない。

このような業者に依頼してしまった場合、金銭的な被害以上に、故人様への想いを踏みにじられたという深い心の傷が残ってしまいます。

トラブル5：【個人情報】重要書類や写真が適切に処理されない

遺品の中には、手紙、日記、契約書、通帳、写真など、膨大な量の個人情報が含まれます。

悪質な業者は、これらの重要書類をシュレッダーにかけるなどの適切な処理をせず、そのまま廃棄することがあります。その結果、大切な故人様の個人情報やプライバシーが外部に漏洩してしまう危険性があります。

要注意！あなたの業者も？「悪質業者」に共通する危険な兆候

上記のようなトラブルを引き起こす悪質業者には、いくつかの共通した「危険な兆候」があります。契約する前に必ずチェックしてください。

兆候1：会社の所在地が不明・連絡先が携帯電話のみ

Webサイトやチラシに、会社の住所(番地まで)や固定電話番号の記載がない業者は非常に危険です。トラブルが起きた際に連絡がつかなくなる、あるいは架空の住所を記載している典型的なパターンです。

兆候2：訪問見積もりをせず、電話やメールだけで「〇〇円」と確定する

遺品の量、部屋の状態、建物の階数、搬出経路などは、家ごとに全く違います。現場を見ずに正確な見積もりを出すことは不可能です。「電話で聞いた金額と違う」という高額請求トラブルの温床となります。

兆候3：「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っていない(または提携していない)

家庭から出る遺品(ゴミ)を「有料」で収集・運搬するには、自治体が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須です。この許可がない業者は違法であり、不法投棄のリスクが極めて高いと言えます。

兆候4：契約書や見積書を書面で発行しない

「今日契約してくれれば安くします」などと契約を急がせ、「口約束」で作業を進めようとします。作業内容や料金、追加料金が発生する条件などが明記された書面(見積書・契約書)を渡さない業者は絶対に信用してはいけません。

兆候5：「無料回収」を過度にアピールする

廃棄物の処分には、必ず自治体や処分場に支払うコストが発生します。「無料」で回収できるはずがなく、その裏には必ず「不法投棄」や「高額な別料金請求」が隠されています。

悪質業者を回避！優良な遺品整理業者の見極め方【7つのチェックリスト】

では、どうすればトラブルを避け、本当に信頼できる優良な業者に依頼できるのでしょうか。以下の「7つのチェックリスト」を使って、業者を厳しく見極めてください。

失敗しない遺品整理のために。プロフェッショナルが揃うリリーフにお任せください

「遺品整理 トラブル」「悪質業者」と検索し、この記事を熱心に読まれている皆様は、今、大きなご不安を抱えていることと存じます。故人様の大切な遺品を、素性もわからない業者に任せるのは、当然不安です。

株式会社リリーフは、そのようなご遺族様の不安に寄り添い、安心して任せていただけるサービスを提供することを、経営の第一に考えています。私たちは、コンプライアンス(法令遵守)を徹底し、お客様に不利益が生じない透明性の高い運営を行っております。

私たちは、上記のような「悪質業者」とは対極にいる存在であると自負しています。その証として、NHK「ルソンの壺」や千葉テレビ「モーニングこんぱす」、日経新聞、朝日新聞、各種雑誌など、数多くのメディア様から遺品整理・特殊清掃・おかたづけの専門家として取材を受けてまいりました。これは、私たちの技術と姿勢が、社会的に「信頼」されている証です。

リリーフが提供する「安心」は、具体的に以下の2つのお約束に基づいています。

1.【法令遵守】適法な処理フローで「不法投棄ゼロ」をお約束します

トラブルの最大の根源である廃棄物処理も万全です。リリーフは、各自治体の「一般廃棄物収集運搬業許可」を持つ優良な指定業者と正式に提携しています。法令に基づき、適法な処理フローを確立しているため、お客様の遺品が不法投棄される心配は一切ありません。

2.【専門性】有資格者が「故人の想い」を丁寧に取り扱います

当社では独自の社内資格制度「遺品整理マイスター制度」を採用・導入しています。この「遺品整理マイスター制度」では、関連する法令知識からサービス品質向上を目的とした内容となっています。私たちは遺品を単なる「モノ」としてではなく「故人様の想い」として、専門知識を持って一点一点丁寧に取り扱います。