遺品整理と相続放棄~知らないと後悔する落とし穴~
遺品整理・特殊清掃はリリーフにお任せ下さい。大阪・兵庫・宮城・東京・千葉・埼玉・神奈川・滋賀・沖縄
\遺品整理・不用品の撤去でお困りの方/
創業60年以上で実績豊富な遺品整理のプロ「リリーフ」にご相談ください。
遺品整理・不用品の撤去で
お困りの方
創業60年以上で実績豊富な遺品整理のプロ
「リリーフ」にご相談ください。
遺品整理と相続放棄~知らないと後悔する落とし穴~
2024/09/18遺品整理
亡くなった人に借金などの財産がある場合、相続放棄を検討する人もいるでしょう。
しかし、相続放棄の最中の遺品整理には複雑な決まりがあり、予想外の落とし穴も潜んでいます。
そこで、相続放棄と遺品整理の関係、例外的なケース、そしてトラブルを防ぐための方法について解説します。
本記事を読めば、複雑な相続問題に対する理解が深まり、適切な対応ができるはずです。
~ 目次 ~
1. 相続放棄するなら遺品整理をしてはいけない
家族が亡くなったときに、必ず必要になるのが遺品整理という作業です。
遺産の相続と相続放棄には深い関係があり、厄介なトラブルが起きるケースも少なくありません。
遺品整理をすると相続を承認したことになる
相続が発生した際、特に故人が借金を抱えていた場合、相続放棄を選択するケースが多く見られます。この選択により、遺産を受け取れない代わりに借金も引き継がずに済みます。
しかし、相続放棄を検討する場合、遺品整理には細心の注意が必要です。
相続放棄の確定前に遺品整理を行うと、それが相続承認とみなされる可能性があり、重大なリスクが伴うためです。
法的には、相続放棄により被相続人の財産を相続しなかったことになるため、原則として遺品整理はできません。さらに、一度でも相続を承認してしまうと、その後の放棄は不可能になります。
相続放棄を考えている場合は、遺品整理に着手する前に弁護士への相談が不可欠です。専門家の助言を得ることで、予期せぬ問題を回避し、適切な対応をとることができるでしょう。
経済的な価値がないものは問題なし
相続放棄を選択した場合でも、一部の遺品に触れることが可能な場合があります。
例えば、故人が大切にしていた写真や、やり取りしていた手紙など、経済的価値がないと判断されるものは、形見分けとして受け取ることが一般的に認められています。
ただし、これには条件があります。他の遺品に触れていないことを証明できる状況下であるか、または確実に経済的価値がないと判断できるアイテムに限られます。
■ 参考例
- 故人が大切にしていた写真
- 故人とやり取りしていた手紙
- 思い出のアルバム
- 経済的価値の低い日用品(古い衣類など)
- 故人の趣味に関連する小物(経済的価値が低いもの)
- 故人が使っていた文房具(高価でないもの)
このような条件を満たせば、相続放棄をしていても、これらの品を受け取ることが可能です。
しかし、わずかでも経済的価値があると疑われる物品については細心の注意が必要です。そのような遺品を隠匿したり、勝手に処分したりすると、相続を承認したとみなされる可能性があるからです。
遺品の扱いには慎重な判断が求められるため、少しでも迷う場合は専門家に相談することが賢明でしょう。
2. 例外的に遺品整理が必要な場合
相続放棄をしても、状況によっては遺品整理が必要になることがあります。
ここでは例外的なケースと適切な対応方法について説明します。
管理義務が生じる場合
相続放棄を選択しても、次順位の相続人が現れるまでは最低限の管理義務が生じます。
この義務には、「遺産の価値が低下しないよう財産の現状維持に努めること」が含まれます。
また、火災や水漏れなどの緊急事態が発生した場合は適切な対応を取る必要があります。電気・ガス・水道などの最低限の公共料金の支払いが必要な場合もあるでしょう。
相続に関する重要書類は次順位の相続人にとって重要となる可能性があるため、適切に保管する必要があります。
賃貸物件の明け渡し
被相続人が賃貸物件に住んでいた場合、遺品整理が必要になることがあります。
まず、賃貸契約に基づき物件を原状回復して返却する義務があります。長期間放置すると家主に迷惑がかかるため、速やかな対応が求められるでしょう。
さらに、相続人が連帯保証人になっていた場合は賃貸物件の明け渡し責任が生じます。明け渡しが遅れると家賃が発生し続けるため、経済的損失を防ぐためにも早急な対応が必要です。
緊急性がある場合
緊急性の高い状況では、例外的に遺品の処理が認められることがあります。
- 腐敗する可能性のある食品の処分
- 火災や爆発の危険がある物質の処理
- 悪臭や害虫発生の原因となる物の処分
さらに、遺体の腐敗が進んでいる場合は、公衆衛生の観点から緊急性が高く、専門業者による特殊清掃が必要となります。
参考:孤独死が起きたら知っておくべき特殊清掃【流れと注意点】
3. 相続トラブルを防止する方法
相続に関するトラブルは、家族関係を損なう原因になることがあります。
そうしたトラブルを未然に防ぐための重要なポイントについて見ていきましょう。
相続放棄は一度申請すると撤回できない
相続放棄をすると、原則として取り消すことができません。
これは、相続に関する問題を早く解決し、他の相続人の権利を守るためです。そのため、相続放棄を決める前によく考えることが大切です。
例外的に、判断能力に問題がある人が一人で相続放棄をした場合や、だまされて相続放棄をした場合など、本当は相続放棄をしたくなかったことを証明できれば、取り消せる可能性があります。
ですが、これはとても珍しいケースで証明するのも難しいでしょう。
相続人は、一度相続放棄をすると元に戻せないことをしっかり理解してから決断する必要があります。
相続放棄の期限を確認する
相続放棄の手続きは、親族が亡くなったことを知ってから3ヶ月以内にしなければいけません。この期限は厳しく守られていて、普通は延長できません。
もし期限を過ぎてしまうと、自動的に相続を受け入れたことになってしまいます。相続人が子どもの場合は、親や後見人が期限内に手続きをする必要があります。
また、相続財産の調査に時間がかかっても、通常は期限は延びません。ただし、どうしても理由がある場合は、家庭裁判所に期限を延ばしてもらえるよう頼むことができます。
専門の遺品整理業者を利用する
専門の遺品整理業者に頼むと、大切な物を隠したと疑われるリスクを避けられます。遺品整理の専門家が作業をするので、公平に処理してくれます。また、遺品の価値を正しく判断し、適切に扱ってくれます。
業者は作業の内容を細かく記録し、報告書を作ります。これにより、法律的な問題を減らし、他の相続人から疑われることも防げます。効率よく整理してくれるので、時間も節約できるでしょう。
<はじめての遺品整理ならリリーフへ>
遺品整理をはじめ、お片付けなどの家財整理や残置物撤去などの整理・処分をお考えの方には、リリーフの経験豊富な専属スタッフがワンストップでサポートを提供します。また、相続に関わるご遺族様の負担を軽減し、遺品整理・お片付けに関するお悩みを解決します。リリーフの遺品整理サービスへ、ぜひお気軽にお問い合わせください。
■ よく読まれている記事
・遺品整理の進め方【自分で遺品整理を行う場合】
・一軒家の遺品整理にかかる費用相場|賢い選択で支出を抑える方法
\遺品整理・不用品の撤去でお困りの方/
創業60年以上で実績豊富な遺品整理のプロ「リリーフ」にご相談ください。