写真・人形・ぬいぐるみは処分前に供養すべき?処分方法をご紹介
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写真・人形・ぬいぐるみは処分前に供養すべき?処分方法をご紹介
2023/01/13遺品整理
前回のコラム「遺品供養とは?行う時期や方法について」(https://relief-company.jp/column/1893/)にて、
遺品供養を行うタイミング・方法などをご紹介しました。
今回は、その中でも触れておりました“写真や人形、ぬいぐるみ”にフォーカスをしてご紹介いたします。
~このコラムの目次~
1、最初に
私たちは、なぜ写真や人形、ぬいぐるみを処分しづらいと感じてしまうのでしょうか。
「想い出深いものを捨ててしまうと縁起が悪いように感じるから」「有名な都市伝説の話などで人形には魂が宿っていると言われていて捨ててしまうと呪われてしまう」
など様々な理由がありますが、昔から人形やぬいぐるみなど生き物の形をしたものには魂が宿ると言われ、
魂が宿っているものを手放すときは供養しなければならないという考え方が浸透していることが、処分しづらい原因の1つと言えます。
魂が宿っていると言わるものを手放す際に、神社やお寺などで供養される事に越したことはありませんが、
必ず供養しないといけない訳ではありません。実は、過去の物を手放すと運気が上がると言われています。
これらを捨てることに抵抗がない方もおられると思いますが、処分方法や処分前にいくつかできることもあるので早速、
写真や人形・ぬいぐるみの後ろめたくならないような手放し方をご紹介します。
2、写真の処分方法
写真を処分する方法は3つあります。
①燃えるゴミとして
②業者にお願いする
③お寺や神社でお焚き上げをする
①燃えるゴミとして
写真は一般の燃えるゴミとして処分することが可能です。
いつものゴミ袋(市町村指定袋等)に入れて捨ててしまって大丈夫です。
[費用目安:0円~]
②業者にお願いする
次に業者への依頼ですが、紙のリサイクルをしている業者が溶解(ようかい)という処理をしております。
これを個人へのサービス展開をしている会社が存在します。
溶解処理は簡単にいうと、大型のミキサーのような釜の中で紙を水と混ぜ刃で粉砕ながら液状化します。
この処理方法は焼却とは違い、二酸化炭素(CO2)を排出しません。処理後の紙はリサイクル可能なので地球にやさしい処理方法のひとつです。
現代問題とも言われている脱炭素化に、少しでも取り組めるこのような方法もひとつの手ではないでしょうか。
但し、注意点があり写真自体の素材は紙ですが、インクが特殊のため溶解処理が出来ません。
家庭用プリンターでの出力したものであれば受入れは可能となります。
ご自身がお住まいの地域にある業者さんや全国展開で郵送での対応もしているところもあります。
また日本郵便では書類溶解サービスを東京都内は試行販売中(2023年1月調べ)のようなので調べてみてもいいかもしれません。
[費用目安:1,000円~]
③お寺や神社でお焚き上げをする
3つ目は「お焚き上げ」です。やはり①のようにそのまま捨ててしまうには忍びない・・・とお思いの方もおられると思います。
お寺や神社が行うお焚き上げは、祈祷や読経でそのお品を「浄化」し、その後にそのお品を焼却し「浄火」
の2つの行いのことをいいます。お近くのお寺や神社がお焚き上げをしていれば持参しお焚き上げをおこなってもらうか、
また郵送の対応をしてくれるところや、代行サービスを行う会社もあるので利用してみてはいかがでしょうか。
[費用目安:5,000円~10,000円]
3、人形の処分方法
人形の処分方法を4つご紹介します。
①燃えるゴミ・粗大ゴミとして
②買取りをしてもらう
③お寺や神社で人形供養を行う
④不用品回収/遺品整理会社に依頼する
①燃えるゴミ・粗大ゴミとして
人形やぬいぐるみの大きさ個数にもよりますが、一般の燃えるゴミとして出すことが可能です。
東京都を例に挙げると、30センチ以上のものは粗大ゴミ扱いとなります。
市町村によって規定が異なる場合があるので、市のホームページや市発行の冊子などで確認するか
直接問い合わせをしてみてください。[費用目安:300円~500円/個]
②買取をしてもらう
高価な人形やぬいぐるみであれば1点、1点に価値がつくこともあると思います。
アンティークドールや人気キャラクターのぬいぐるみ、フィギュアなどを専門的に取り扱っている
買取り会社は数多く存在しているので、処分ではなく買取りという手段もひとつではないでしょうか。[費用目安:0円]
③お寺や神社で人形供養を行う
写真のお焚き上げと方法は同様ですが、人形、ぬいぐるみの場合は人形、ぬいぐるみのみを供養し焼却までをおこなう
「人形供養」をされるお寺や神社もあります。また葬儀社でも人形供養を定期的におこなっているホールもあり、
読経とお焼香を行うところもあるようです。[費用目安:500円~10,000円 料金体系による]
④不用品回収 / 遺品整理会社に依頼する
依頼される会社のサービス内容によって、処分になるか、処分ではない方法になるか異なりますが、大きくは次の2つの方法になります。
1つは回収後、状態に限らず燃えるゴミとして処分を行う方法です。
もう1つは状態が良いお品であれば、お値段をつけて買取するのではなく引き取りをして、
次の方に使ってもらうという「リユース」という方法です。
また今は「アップサイクル」、再使用を行っている会社も中にはあります。
もちろん、こういった会社の多くはお寺や神社とお付き合いがあり、依頼者のご要望があれば
「供養」の手配もしているので、処分される、され処ないに関わらず、読経を行う供養をしてからの対応も可能かと思います。
費用については、こういった会社の多くは人形1点につき○○円といった料金提示ではないところがほとんどになるので、
考え方については別コラムで紹介いたします。(ページ準備中)
4、処分前にできること
①ご自身で出来る供養
②写真デジタル化
③一般ゴミで出す際の注意点
①ご自身で出来る供養
写真、人形、ぬいぐるみ共に手放す前、お寺や神社にお願いするまでもないが、
何だか手放しにくいなという時は、ご自身で行える供養方法もあります。
<準備するもの>
・塩
・白い布や和紙(紙)
写真やぬいぐるみに塩を振りかけてから白い布でくるむ、または白い布などでくるむ際
一緒にひとつまみの塩を入れてしまっても大丈夫です。これでお清めになり、一般の可燃ゴミと捨ててしまう際にも、
透明なゴミ袋から写真がみられなくなったりもするので個人情報の観点からもよいかと思います。
②写真デジタル化
写真のデジタル化サービスも数多くあります。
そういったサービスを利用されてからであれば写真をいつでも見返すことができるのと、そのお品自体は手放すこともできますし、
サービスを利用されなくても写真自体をご自身の携帯電話のカメラ機能なので撮影してしまうのも手ではないでしょうか。
リリーフでももちろん、写真デジタル化サービスのご案内が可能となります。2つのプランのご用意がありますのでお問合せください。
③一般ゴミで出す際の注意点
写真に限り、風景以外にご自身やご家族の皆様などが写っている写真には色々な情報が映り込んでいる場合があります。
できれば、一般ゴミでそのまま処分される際には、①のように包んでから捨てるか、ひと手間かかりますが、
水をはったバケツや桶に塩素系の漂白剤を混ぜて写真のインクを抜いてから捨てる方が安心です。
5、最後に
遺品整理のご依頼をいただき実際の作業の中でも、たくさんのアルバムや大きな箱の中に写真を置いておられるお宅が
これまで数多くありました。写真や、ぬいぐるみをそのまま捨ててしまうには思い出もあり踏みとどまってしまう…、
何か気がかりですんなりとは捨てにくいな…、と感じることもあるかと思います。
そんなお気持ちを少しでも和らげられる方法を今回はお伝えいたしました。
このコラムを参考にしていただきご自身で納得のいく選択をしていただければと思います。
その他にも「これは…?」など、細かなものでもかまいません。お困りごとがありましたら是非、お気軽にリリーフまでお問合せください。
<株式会社リリーフ> 1960年創業。遺品・生前整理、孤独死・ゴミ屋敷・原状回復、不用品撤去などを行う「おかたづけ事業」と、おかたづけ事業が回収および、提携先から引き取った不用 品を主に海外でリユース・リサイクルを行う「リユース事業」を展開。年間相談件数7,000件以上、お客様満足度96%以上(リリーフ調べ)で、全国へ展開。日本が迎える超高齢化社会への課題とリユース事業による循環型社会を目指す。
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